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私の設計事務所です。
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再) 宇宙からの帰還 立花隆


国際宇宙ステーションに長期滞在した野口聡一さんが

先日テレビでインタビューを受けていました。


その際に、「宇宙からの帰還」の話が。

高校生の時にこの本を読んで宇宙飛行士を目指したというエピソードは、

再版された「宇宙からの帰還」に対談として収録されていましたが、

今回の長期滞在に合わせ、宇宙にこの本を持って行ったそうです。


私も聞きたいと思っていた質問。

宇宙から帰ってきて何か変化はありましたか?という質問には

2005年の宇宙体験さえ今でも大きな出来事で、

今回の宇宙体験も含め、咀嚼(そしゃく)中との事。


私には想像は出来ても実感できない宇宙体験。

永遠の闇の中に浮かぶこの星を外から見る

まずは自分の生きる世界の小ささを実感し、

自分の考えや悩みの小ささを実感したいと思います。

その後の事は分かりませんが・・・



写真上:宇宙からの帰還 口絵 月から地球が昇る「earth rise」

    野口さんはこの写真を見てこの光景を見たいと思ったそうですが、

    私もこの写真には惹き込まれてしまいます。




愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする 
建築設計事務所 住記屋
| | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
宿題がたまってしまいました。


去年の年末から仕事に引越しと慌しい日が続き、

なかなかお勉強の時間がとれず、宿題がたまってしまいました。


新建築、住宅特集、住宅建築、日経アーキテクト、

ナショナルジオグラフィックなどなど定期購読している雑誌が

去年の12月からたまりにたまり、山のようになってしまいました。

これ以上放置していく訳にもいかず、今日は朝からお勉強をしました。

建築雑誌には建築技術や新法を扱う雑誌や

建築作品を紹介する雑誌などさまざまです。

雑誌を読めば設計が上手くなる訳ではありませんが、

若いうちは情報も大切だと考えています。


頑張って15冊ほど目を通したのですが、途中で限界に達しました。

結局6冊ほど残してしまいました・・・。


| | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
愛しの太宰治。


今日は太宰治の誕生日。しかも生誕100周年です。


太宰治は最も「好きな作家」です。

好きな作品というより「好きな作家」、つまり人間太宰治が好きなんです。

もちろん人間太宰治に会って話を聞くことなどできませんので、

文章の中から太宰治を探して対話するしかありません。

このような視点で読むと、自身が語る時もあれば主人公に語らせたりと

多くの作品から太宰治の声を聞くことが出来ます。

断片的な文章から私だけの太宰治像を作っているため、

他の人、専門家、研究家とは違っていると思いますし、それでいいと思っています。

ちなみに太宰治について第三者が書いた本は一切読んでいません。

ただでさえ本という媒体を通してしか像を描けないのに、

さらに他人のフィルターを通ってしまっては純度が下がるだけです。


太宰治にマイナスのイメージを持っている人が多いと思いますが、

私のイメージは、純粋そのもの。

純粋すぎるために傷つきやすく、真面目すぎるから苦悩する。

要するに人間らしい、正しい人。

そんな太宰治にやはり惹かれてしまいます。


写真上:人間失格 初版本 装丁が素敵です。


| | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
森の生活 H・D・ソロー


自給自足の生活に本質的な強い憧れを私は持っています。

生きるということの実感を求めているのか、

農耕民族の血がそうさせるのか分かりません。


最近読み終わった「森の生活」という本は作者が28才の時に

森の中に自らの手で小屋を建て、自給自足の生活を送ります。

「私が森へ行ったのは、思慮深く生き、人生の本質的な事実のみに直面し、

人生が教えてくれるものを自分が学び取れるかどうか確かめてみたかった。」

と作者はその自給自足の生活をする理由として記述しており

本書では、その思考の軌跡と四季を通した自然や生活の様子が

克明に書かれています。


私自身もある疑問を持っています。

「文明、技術、利便の進歩発展は人を豊かにするか。」という疑問です。

当然私自身その恩恵を受け生活していますが、

それは時に「人が豊かさや喜びを感じる機会」を奪っているのではないかと

感じることがあります。

余分なノモを捨てた時には本質が残ります。

簡素な生活こそ心豊かな生活があるのではないでしょうか。

その究極の型が自給自足だと思います。

しかし、私はまだソローのように森に入ったり

方丈記のように浮世離れする訳にはいきません。

まだまだ浮世でやることがあります。


この本で思考だけでも自給自足の生活をしてみてはいかがでしょうか。

上下巻合わせて600ページ程度の長編ですが、一読をお勧めします。



| | 17:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
家守綺譚 梨木香歩


某施主さんより薦めて頂いた本から一冊、家守綺譚 梨木香歩です。

主人公は亡き親友の古屋の家守(家の管理)を引き受けるのですが、

数々の不思議な出来事が起こります。

時代は100年ほど前を舞台にしているようですが、

古き良き時代、穏やかな時間の流れには懐かしさを感じます。

本の中で起こる不思議な事件の数々は、

「モノにも魂が宿る」という日本人独特の感覚を呼び起こします。

主人公と同じく家守である私は庭いじりがより楽しみになりました。


初めの「サルスベリ」という短い話だけでも

この一冊の世界感が集約されています。

宜しければ一読を。

さらに言うのであれば、ハードカバーをお勧めします。

当然文庫と内容は同じですが、本の中に流れている時間の穏やかさには

ハードカバーの十分な余白がよく合っています。




| | 16:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
武士道 新渡戸稲造


最近読み終わった本から一冊、

五千円紙幣の肖像でも有名な新渡戸稲造の「武士道」です。

英文で日本の精神を世界に発信したこの本は、

どこか岡倉天心の「茶の本」と重なります。


本の中では、義、勇、仁、礼、誠、名誉などのキーワードを用いることにより、

武士道という観念的なものを文章化しているのですが、

武士でもない現代の自分が読んでも共感してしまう事が不思議です。

それは時代が変わっても失ってはならない

真理が書かれているからかもしれません。


日本人ならば読んでおきたい一冊。



| | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
在日 姜尚中


一年ほど前だと思うのですが、NHKの日曜美術館で初めて姜さんを知りました。

自分の心情を的確に捉え、言葉にしていく姿を見て

「この人誰?こんな人が日本にいたのか。」と思った記憶があります。

再びTVで見たのは、数週に渡って漱石について語る番組でした。

本質を捉えた言葉に、う〜んと唸ってしまった記憶があります。


そんな姜尚中さんの「在日」をやっと読みました。

在日二世としての自分の過去を綴った自伝。

葛藤の日々を流れるような文章で書いています。


この本を読み、苦悩こそが人を強く育てるのではないかと改めて感じました。

草木が地上に根を張れないように、光だけでなく闇も必要だということ。

苦悩のない人生などありえない。

苦悩を忌み嫌うのではなく、受け入れることが必要だと思う。


| | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
父の椅子 男の椅子 宮脇彩


この本を手にしたのは7年くらい前だと思います。

大学を卒業し、設計事務所に勤めるようになり1年。

就職前から独立することを目標にしていた私は、

これからの自分の方向性、より具体的なビジョンを模索している最中でした。


そして、多くの本を読み漁っているうちに建築家 宮脇檀を知りました。

住宅を主として設計をしている宮脇氏の視点と

その生き方にどんどん引き込まれていきました。

「父の椅子 男の椅子」は宮脇氏の娘さんが書かれた本ですが、

宮脇氏の生き方が伝わってくる本当に良い本です。

思えば、今でも氏の残像を追いかけている自分がいます。


また、この本は「椅子好き」から「椅子マニア」へと私を変えました。

その当時私は椅子好きではありましたが、

椅子を買うまでには至っていませんでした。

しかし、この本を読んでからというもの少しづつですが、

椅子を買うようになってしまいました。

この本を読んでいただければ、なぜ私が椅子に魅かれたのか分かると思います。




| | 15:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
銀河鉄道の夜  宮沢賢治


ずっと読もうと思っていた「銀河鉄道の夜」をやっと読みました。

どういった話の流れで「列車」が登場するのかと思っていたのですが、

こんな話だったんですね。

主人公が言った言葉、

「ぼくたちここで天上よりももっといいとこをこさえなけぁいけない」

この一文に「そう!だからここで戦うんだよ!」と勝手に共感。


この本は14編ですが「よだかの星」もいい話です。

童話であってもそれぞれの作品には

どこか生と死が交錯した、胸に突き刺さるような一文があります。


それにしても、このような作品が書ける宮沢賢治という人の純粋さには驚きます。

ギスギスした現代から考えると最後の秘境を覗いた気分です。


余談ですが、装丁がすごくきれいです。

「銀河鉄道の夜」というタイトルに合わせた深い青と銀色の文字が印象的。



| | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
憑神 浅田次郎


最近読み終わった本から一冊。浅田次郎の「憑神」です。

350ページ近くの長編物語ですが、さすが浅田次郎、一気に読めます。

背表紙は、「抱腹絶倒にして、やがては感涙必至」とあり、

難しい文章の羅列ではないのでこの本を読まれた方がどう思うか分かりませんが、

かなり深い話で、根底には生と死が交錯しています。


「死ぬることがなければ、命はけっして輝きはせぬのだ。」

という台詞を作者は主人公に与えます。

この一文がこの物語の核であり、

この一文を文庫本にして350ページまで膨張させた

作者の創造力、表現力は凄まじい。


死があるからこそ生が輝き、人はより大きく成長できる。

そんなことを再確認させてくれる一冊。



| | 15:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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