CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
                     
私の設計事務所です。
CATEGORIES
ARCHIVES
ブログパーツUL5
MOBILE
qrcode
都ホテル佳水園 月−10

 

大阪を後に京都へ戻り、少し早めにチェックイン。

 

訳あって再び佳水園へ。

 

今回は月−10というお部屋に通して頂きました。

 

 

 

月−10は8畳間に踏込2畳+水廻りという構成。

 

(手控え帳からのアップで申し訳ありません)

 

関東間に馴染んでいると8畳は狭いのでは?と思いますが、

 

やはり京間の8畳は広く感じます。

 

使われている柱や建具も細いので視覚的にも広く感じます。

 

 

 

前回すでに月−7に泊まっているので、

 

部屋の雰囲気は体に馴染んでいました。

 

単純な8畳間ですが、天井の一部が窓側に向かって

 

駆け込みになってるので空間に変化が生まれ、

 

自然と視線が窓に向かいます。

 

 

 

一見すると掃出し窓ですが、低い腰窓。

 

 

 

コーナーを空けると緑の木々が見えます。

 

 

 

開口部廻りの納まりは共通の納まりの様です。

 

外部が美しく見えます。

 

 

 

 

洗面、お風呂などの水廻りはコンパクト。

 

しかし、実際に3人でも十分使えましたし、

 

ギリギリ心地よい狭さで納まっています。

 

 

相変わらず絶妙なモジュール外しにより、

 

収納スペースや空調スペースを生み出しています。

 

タイトに納めるところと少し膨らませるところ、

 

欲しいところに欲しい寸法で納まっており、

 

小さいながらも良く考えられた心地良い部屋でした。

 

 

 

 

 

| 都ホテル佳水園 | 16:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
都ホテル 佳水園 月−7・水廻


佳水園 客室 月−7のラウンジスペースです。

和室から一段下がった位置にある小さなコーナーですが、

寸法的に少し無理があるように感じます。

昔、国際ホテルの認可を受けるためには椅子の備付が

条件付けられていたという話を本で読んだような気がしますが、

備え付けざるを得なかったのでしょうか。




さらに室内をうろうろ探索すると、玄関脇の奥に水屋がありました。

現在は使われている様子もなく、

冷蔵庫(現代の水屋)が置かれていました。

と言うことは広間に炉が切ってるのか?と思い広間を見ると・・・




畳には炉が切ってある様子はありませんでした。

しかし良く見ると襖の枠の角が伸びていたりと茶室らしき雰囲気が。

ふと天井を見ると・・・




天井には蛭釘が。

なるほど、玄関前の中門のような意匠の扉も納得です。

しかし、畳を起こして炉を発掘したい衝動を抑えるのにやっとでした。




浴室はやはり和の雰囲気。

以前ボロボロになった浴槽の画像を見たことがあったのですが、

現在は槇?にウレタン塗装が施され、清潔に保たれていました。

ちなみに月−7のシャンプー、コンディショナー、

ボディーソープなどのアメニティーはすべてブルガリでした。

ブルガリ特有の爽やかな香りと純和風のお風呂。

何とも不思議な感覚です。


最終的に建具の框や障子の桟まで採寸したのですが、

チェックインから夕食までの時間では足りず、

翌日も朝5時から起きて撮影、実測、スケッチを行いました。

覚悟はしていましたが、見どころの沢山ある宿も考え物です。

次回泊まることがあれば、その時こそゆっくり過ごしたいと思います。




愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする
建築設計事務所 住記屋
| 都ホテル佳水園 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
都ホテル 佳水園 月−7・広間


案内されていくと中門のような雰囲気の扉が見えてきます。

ずいぶん長い外露地を歩いて来ましたが、いよいよ部屋に到着。




扉を開けた壁には「村野藤吾」という表札の如く

自らデザインした照明が神々しくついています。




手控帳からのアップで申し訳ありませんが、

私たちの泊まった「月−7」という客室です。

佳水園で最も広く、眺めも良い部屋で、

都ホテルの中ではセミスイートに相当する部屋だそうです。


広間は変形の八畳+床間、次の間二畳半、

小さなラウンジスペースも付随しています。

木造は木材で組み上げるため、どうしても三尺モジュールを意識してしまい、

揃える事よりもずらす事のほうが難しいと感じます。

現場で実測をしてみると、尺ずらしたり、尺五寸ずらしたりと、

必要な所に必要な寸法を取っていて、心地いい寸法で納まっていました。

入り組んだ平面にも関わらず、

最後はシンプルに屋根を伏せている辺りは流石です。




床の横には文机があり、庭を眺めながら座ることができます。

柱や建具が細く、京間の寸法で納まっているためか、微妙に広く感じます。

天井は竿縁天井でしたが竿の見付が太すぎる様な・・・。




障子を閉めるとこの様な落ち着いた雰囲気。

断熱や気密という考えは皆無なので冬場は相当寒いと思いますが、

雪が積もればしっとりとした雰囲気になると思います。




窓廻りの納まり。

框戸と障子の隙間がたっぷりとってあり、空間に膨らみを感じます。




窓からの眺め。植治の庭の頂上です。

思わず「お〜〜」と感嘆の声が出てしまいます。

紙をはらはらと広げたように折り重なる軽やかな屋根。

この屋根が見れただけでもありがたい気持ちになります。

しばらく解脱したかのように座り込んでしまいました。





愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする
建築設計事務所 住記屋

| 都ホテル佳水園 | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
都ホテル 佳水園 ロビー


都ホテル佳水園のエントランス。

竣工が1960年とすると非常にモダンなデザイン。

特別和を意識しなかったという設計者の言葉が思い浮かぶ。




絨毯敷きの床が静けさと温かみを感じさせ、緊張を和らげてくれます。

天井は銘木候ではなく突板であっさりとした仕上げ。

逆にシンプルでモダンに見えます。




ロビーのラウンジスペース。

通路とは軸をずらしていくことにより

ソファーとテーブルの溜まりを作っています。

二人掛け、四人掛けとリズムよく広がっていきます。




外部も単調なファサードにならず変化が生まれています。

それにしても柱が細い!




内部より中庭を見る。

柱だけでなく建具の框も細い!

50年以上前の建築に木造の限界点を見ました。




現在進行中の案件で中庭を持つ建築があるのですが、

庭のスケールと開口寸法の確認をしました。




宿泊する部屋はエントランスから最も遠い部屋。

歩行距離が長くなるため、廊下も蛇行させたり

途中で床や窓を設けたり飽きさせない工夫が見られます。

天井高は2,050mm。日本人の私でも靴を履いて通ると低く感じます。

私たち以外の部屋はほとんど外国人でしたが、

どのように感じたのでしょうか。




振り返るとチェックインカウンターからどれだけ歩いたか・・・。

一瞬気の遠くなる階段を上ると部屋まではあと少し。




階段手摺は握る高さと言うより、触れる高さ。

私の身長で手摺のくぼみに指先のふくらみが触れる程度。

村野先生に指先をエスコートされるように部屋へ向かいました。




愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする
建築設計事務所 住記屋

| 都ホテル佳水園 | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
都ホテル 佳水園 アプローチ・庭園


今回の旅の目的地でもある、ウェスティン都ホテル別館の佳水園へ。

外国人の多いモダンなホテルのフロントでチェックインを済ませ

案内されていくと打って変わって純和風の門が見えてきます。

檜皮葺の重厚な門は中村外二の施工によるもの。




佳水園のサインを横に見ながら門をくぐると




少し荒々しく感じるほどの仕上げ。

屋根が重厚なので足元がこれくらいでなければ

バランスが悪いのだと思います。

娘は登るのに一生懸命。

すれ違った外国人さんに応援してもらいながら進みました。




さらに進むと、右手には小川白楊(七代目小川治兵衛)による庭。

いわゆる植治の庭です。




荒々しい岩と相反するように軽やかにさらさらと流れる水。

自然の姿を凝縮したような庭です。

山頂に僅かに見える部屋が今回私たちの泊まった部屋になります。




左手はエントランスポーチになっており、

アプローチから折り返すように入って行きます。

奥には白砂の庭が。




都ホテル佳水園、設計は村野藤吾。

いつか見たい、泊まりたいと思っていた建築です。

醍醐三宝院の庭を模したという村野藤吾の庭。

植治の庭と違い、軽やかでシンプルなデザイン。

数奇屋風の建築とのバランスもぴたりと合っています。

時系列を追うと先に植治の庭があり、

その後村野藤吾が宿を設計したとのこと。

既存の庭と新しい庭は先程の小川を境に分かれていますが、

建築は二つの庭を囲むように計画されています。


謎だったのが、瓢箪と杯を模したと言う緑の部分。

現在は芝が植わっていましたが、竣工当時から芝だったのでしょうか。

苔の方が合うような気がしました。




愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする
建築設計事務所 住記屋
| 都ホテル佳水園 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/1PAGES |