京都の旅7 (河井寛次郎記念館)


京都二日目、始めに河井寛次郎記念館へ。

こちらの建築は河井寛次郎の自邸兼工房であり、自ら設計もしたそうです。

その自邸が記念館として公開され、作品の展示もしています。




中庭より



奥には登り窯もありました。


柳宗悦より新築祝いに贈られたという柱時計のチクタクチクタクという

音だけが館内に響いており、不思議と時間旅行をしてしまったかのような

感覚に陥ります。

使い込まれた建築や家具達が当時の雰囲気を

伝えてくれるからかもしれません。


私は河井寛次郎についての知識がほとんどなく、

両手で球体をすくい上げたような木彫の作品ぐらいしか知りませんでした。

しかし、その木彫の印象はとても強く、一度見たら忘れられない作品でした。

その時感じた、暖かく、優しく、神聖な雰囲気は

この館内にも確かに流れていたと思います。


家に帰り、昔読んだ本を漁っていると、柳宗理がこんな文を残していました。


 「河井寛次郎は賑やかで悦びが外に溢れる質である。

  しかもその底に言い知れぬほどの人間の暖かみと、

  慈しみの心をもって話されるから、

  河井寛次郎のお宅は、心を清めてもらう訪問客で何時も一杯であった。」


浮世を離れ、時間がゆっくりと流れているかのような空間は

確かに私の心も清めてくれたと思います。




三畳ほどの書斎。ひとり篭るには丁度良い空間。

「幸の休暇小屋」の施主さんが見てきたとの事で、私達も見に行きました。

私もこの書斎に負けないような空間を造らなければいけません。




愛知県岡崎市で住宅を中心に設計活動をする 
建築設計事務所 住記屋
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